広島の未来を担う投手として期待されているのが、このアドゥワ誠である。2016年ドラフト5位で松山聖陵高校から入団。196㎝という恵まれた体格を活かした本格派右腕として、既に広島の大事な戦力となっている逸材だ。
先発として結果を出せず
53試合に登板し八面六臂の活躍を見せた2018年シーズン。プロ入り僅か2年目、まだ20歳に満たない年齢での活躍だった。4月26日の横浜DeNAベイスターズ戦であげたプロ初ホールドは、19歳6ヶ月という広島史上最年少記録となっている。
2019年は中継ぎから先発転向を目指し、開幕に向けて調整をおこなっていたが、調子が上がらず、結局開幕を2軍で迎えてしまう。すぐに1軍に昇格し、ついに先発ローテーションに加わることになるが、なかなか勝ち星に繋がらず、結局僅か3勝でシーズンを終えることになった。